便潜血のスクリーニングによる結腸直腸癌の死亡率の低減: Minnesota Colon Cancer Control Study.

Reducing mortality from colorectal cancer by screening for fecal occult blood. Minnesota Colon Cancer Control Study.

Mandel JS, et al.: N Engl J Med. 1993 May 13; 328(19): 1365-71.

背景:糞便中の潜血検査は結腸直腸がんのスクリーニングに広く使用されているが、結腸直腸がんが原因とする死亡率を低下させる決定的なエビデンスはなかった。そこで、本研究では便潜血検査を無作為化試験で評価し、その有効性を検証した。

方法:50〜80歳の46,551例の被験者を、1年に1回の大腸がんのスクリーニング、2年ごとのスクリーニング、または対照群にランダムに割り当てた。スクリーニングを受けた被験者は、3つの連続便のそれぞれから2つの塗抹標本を含む6つのグアヤック含浸紙スライドを提出した。スライドの約83パーセントがrehydratedであった。陽性であった被験者は、大腸内視鏡検査を含む診断評価を実施した。 13年間のフォローアップ期間中、すべての被験者の生存状態を確認し、死亡の場合には委員会が死因を特定した。1名の病理学者が各組織標本の病期を決定した。本研究のプライマリエンドポイントである結腸直腸癌による死亡率の差は、連続ログランク統計でモニターされた。

結果:結腸直腸癌の1000あたりの13年累積死亡率は、毎年スクリーニングされたグループで5.88(95%CI、4.61〜7.15)、2年ごとにスクリーニングされたグループで8.33(95%CI、6.82〜9.84)、および対照群で8.83(95%CI、7.26〜10.40)であった。毎年スクリーニングされたグループの割合は、2年ごとにスクリーニングされたグループではなく、対照グループのそれよりも有意に低かった。毎年スクリーニングされたグループの死亡率の低下は、結腸直腸癌患者の生存率の改善と、癌の初期段階での検出への移行を伴った。

  毎年スクリーニング 2年ごとスクリーニング 対照群
1000あたり13年累積死亡率 5.88(95%CI、4.61〜7.15) 5.88(95%CI、4.61〜7.15) 8.83(95%CI、7.26〜10.40)

結論:便潜血検査(rehydrated)により、結腸直腸癌による13年間の累積死亡率が33%減少した。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA