結腸直腸癌からの孤立性大動脈周囲リンパ節再発に対する炭素イオン放射線療法

Carbon-ion radiotherapy for isolated para-aortic lymph node recurrence from colorectal cancer.

Isozaki Y, et al.: J Surg Oncol. 2017 Dec;116(7):932-938.

背景:孤立性大動脈周囲リンパ節(PALN)転移に対する炭素イオン放射線療法(CIRT)の安全性と有効性を後ろ向きに評価した。

方法:2006年6月から2015年8月の期間で、大腸癌からの孤立性PALN転移に対するCIRTが34施設で行われた。総線量中央値は52.8 Gy[RBE](範囲:48〜52.8 [RBE])、1日線量中央値は4.4 Gy [RBE](範囲:4.0〜4.4 Gy [RBE])であった。

結果:全患者の追跡期間中央値は24.4ヶ月(範囲:7〜82.8ヶ月)であった。治療後に13例(38.2%)でcomplete responseを達成した。 2年および3年時点の局所統制率はそれぞれ70.1%および70.1%であった。 2年および3年時の全生存率はそれぞれ83.3%と63.0%であった。ステージI〜IIIの3年生存率は68.7%、ステージIVの3年生存率は0%であった。直腸癌の症例またはCIRT前のCA19-9値が高い症例の全生存期間は、悪化する傾向があった。生存期間中央値は41.7ヶ月であった。 34人のうち12人の患者が3年以上生存していた。グレード3以上の有害事象は認められなかった。

対象 大腸癌からの孤立性PALN転移に対しCIRTを施行した患者
追跡期間中央値 24.4ヶ月(範囲:7〜82.8ヶ月)
2年時点の局所統制率 70.1%
3年時点の局所統制率 70.1%
2年全生存率 83.3%
3年全生存率 63.0%(ステージIVの3年生存率は0%)
生存期間中央値 41.7ヶ月

結論:大腸がんの根治的切除後の孤立PALN再発に対するCIRTは効果的かつ安全であると思われ、有望な治療法と考えられる。

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