粘膜下大腸癌に対する内視鏡的切除後の予後:大腸癌研究会 内視鏡摘除手技の標準化ワーキンググループによる多施設アンケート調査のまとめ

Mid-term prognosis after endoscopic resection for submucosal colorectal carcinoma: summary of a multicenter questionnaire survey conducted by the colorectal endoscopic resection standardization implementation working group in Japanese Society for Cancer of the Colon and Rectum.

Oka S, et al.: Dig Endosc. 2011 Apr;23(2):190-4.

大腸癌研究会 内視鏡摘除手技の標準化ワーキンググループ所属の15施設から792件の粘膜下大腸癌症例についてレトロスペクティブなアンケート調査を行った。これらの症例では、追加の外科的切除なしに内視鏡的切除術とサーベイランスを行った。局所再発または転移が18例で認められ、局所的粘膜下再発は11例、転移再発は13例で認められた。粘膜下浸潤の深さを測定した15例のうち2例では深さが1000μm未満であり、他の転移の危険因子が確認できた。転移性再発は、肺、肝臓、リンパ節、骨、副腎、および脳で観察された。いくつかの症例では、転移性再発が複数の器官で観察された。原疾患による死亡は6例で認められた。内視鏡的切除術から再発までの平均間隔は19.7±9.2ヶ月であった。16例において、内視鏡的切除術後3年以内に再発が認められた。このことから、粘膜下浸潤の深さが1000μm未満であり、組織学的グレードがリンパおよび静脈関与のない良好または中程度に分化した腺癌である場合に、外科的切除を追加しない内視鏡的切除術の有効性が認められた。

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